ご挨拶
このたび、日本産業衛生学会第1回関東地方会学会を12月6日(金)と7日(土)の2日間、ホテルメトロポリタン高崎で開催させていただくことになりました。これまで「関東地方会例会」(前身は「関東地方会集談会」)として昭和22年に発足され、その後、例会として毎年4回開催されてきましたが、2024年2月17日の303回例会を最後に閉会し、一般演題も加えた「地方会学会」として新たに始動することとなりました。この責務を担当できることを光栄に存じ、多くの皆様に感謝申し上げます。
第1回関東地方会学会は、「ライフスタイルの力、はたらく人の健康を見つめなおそう!」と題して、開催いたします。ネット普及やテクノロジーの発展に伴い、電話やFAXのアナログの時代から労働環境が大きく変革し、2023年以降は生成系AIの登場により新たな時代が幕を開けようとしています。仕事の効率とスピードは前例のない進歩を遂げつつあります。こうした中、多様な働き方を見直す必要がある一方で、睡眠時間や余暇の過ごし方、食生活などは後回しにされがちです。この状況を鑑み、また、企画運営委員長ある私の研究専門領域が“食”であることからも、産業保健におけるはたらく人の生活習慣の重要性について今一度この大会を通して議論したいと考えております。
新型コロナウイルス感染やインフルエンザの収束は、未だに見えない状況です。また、12月の群馬はからっ風の中にありますが、幸いにも駅から会場までは外に出ずに着くことができます。多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
日本産業衛生学会第1回関東地方会学会
企画運営委員長 浜崎 景
(群馬大学大学院医学系研究科公衆衛生学分野 教授)